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重要なポイント
大人数のWeb会議で声が聞こえにくくなる主な原因は、マイクとの距離、会議室の反響、周囲の雑音、音声機器の設定の4つ
会議用マイク・スピーカーを選ぶ際は、集音範囲やノイズ低減機能、エコー対策、拡張性を確認する
会議室の広さや参加人数に合わせて、マイクの設置位置や必要な台数を検討する
USB接続のしやすさや、Zoom・Microsoft Teams・Google Meet・Webexなど、利用するWeb会議サービスへの対応状況を確認する
機器の設置位置や音声設定を適切に調整し、会議室の環境に合った音声環境を整える
大人数のWeb会議で、遠くに座っている人の声が聞こえにくい、空調の音が気になる、相手側にエコーが返ってしまうといった問題はありませんか?
10名以上が参加する会議では、マイクから話者までの距離が長くなりやすく、会議室の広さや音響環境によって音声品質が大きく変わります。PC内蔵マイクだけでは、会議室全体の声を十分に拾えないこともあります。
こうした問題を改善するには、マイクの集音範囲だけでなく、ノイズ低減、エコーキャンセル、スピーカーの性能、複数台への拡張性まで考慮することが重要です。
この記事では、大人数のWeb会議で声が聞こえにくくなる原因と具体的な解決策を解説し、会議用マイク・スピーカーの選び方や、導入時に確認したいポイントを紹介します。
大人数のWeb会議で声が聞こえない主な原因
会議中に声が聞こえにくくなる原因は、マイクの性能だけではありません。会議室の広さ、室内の反響、周囲の雑音、音声機器の設定など、複数の要因が関係しています。
1. マイクから話者までの距離が遠い
PC内蔵マイクや小型マイクでは、PCの近くにいる人の声は拾えても、会議室の奥に座っている人の声は小さくなりやすいことがあります。
特に、長いテーブルを使う会議や、参加者が広い範囲に分散している会議では、マイクと話者の距離が重要です。マイクの集音範囲が会議室の広さに合っていないと、遠くにいる人の声が相手に十分に届かない場合があります。
解決策: 会議室の広さと座席配置を確認し、最も遠い席からの声も収音できるマイクを選びましょう。必要に応じて、マイクを追加できる製品も検討します。
2. 会議室の反響やエコーが発生している
ガラス壁や硬い床、天井の高い空間では、声が壁や床に反射し、音が響きやすくなります。反響が強いと、言葉が聞き取りにくくなることがあります。
また、スピーカーから再生された相手の声をマイクが再び拾うと、相手側にエコーが返る場合があります。音声が二重に聞こえたり、会話がしにくくなったりする原因です。
解決策: エコーキャンセルに対応した音声機器を選ぶとともに、スピーカーとマイクの位置や音量設定を見直しましょう。室内の反響が強い場合は、吸音材などの活用も検討できます。
3. 空調や周囲の雑音が声を妨げている
空調、プロジェクター、キーボード、紙をめくる音なども、会議中の音声品質に影響します。
マイクがこうした雑音を多く拾うと、話者の声が埋もれて聞き取りにくくなる場合があります。特に、複数人が同時に作業する会議室では、背景ノイズへの対策が重要です。
解決策: ノイズ低減機能を備えたマイク・スピーカーを選び、可能であれば騒音源からマイクを離して設置します。機器の機能だけに頼らず、周囲の音環境も確認しましょう。
4. 複数の音声機器が適切に設定されていない
複数のPCやスピーカー、マイクを同じ部屋で使用すると、音声の入力先や出力先が重複し、エコーやハウリングが発生することがあります。
例えば、同じ会議室にある複数のPCで、それぞれマイクとスピーカーを有効にしてWeb会議に参加すると、音声が重複して再生・収音される場合があります。
解決策: 会議室で使用するマイクとスピーカーを明確にし、会議アプリの音声設定を統一しましょう。1台のPCを音声入出力の中心にする構成も有効です。

大人数のWeb会議には専用のマイク・スピーカーがおすすめ
大人数のWeb会議では、PC内蔵マイクだけに頼るのではなく、会議室での使用を想定したマイク・スピーカーを検討しましょう。
会議用スピーカーフォンは、マイクとスピーカーを一体化した機器です。会議室の参加者の声を収音し、リモート参加者の声を室内に再生できます。
製品を選ぶ際は、次のポイントを確認しましょう。
- 集音範囲: 参加者が座る位置から声を拾えるか
- ノイズ低減: 空調やキーボードなどの雑音を抑えられるか
- エコーキャンセル: スピーカーからの音声がマイクに回り込むのを抑えられるか
- 拡張性: 広い会議室で複数台を接続できるか
- 接続の簡単さ: 複雑な設定やドライバーのインストールが不要か
会議室の広さや座席配置に合った機器を選ぶことで、参加者がマイクに近づいたり、大きな声を出したりする負担を減らしやすくなります。
会議用マイク・スピーカーを選ぶ5つのポイント
1. 集音範囲と会議室の広さを確認する
まず、会議室の長さと幅、テーブル配置、最も遠い参加者までの距離を確認しましょう。
少人数の会議室では1台のスピーカーフォンで対応できる場合があります。一方、長いテーブルを使う会議室や、参加者が広い範囲に分散している場合は、複数台を接続できる製品が適しています。
ただし、カタログに記載された集音距離だけで判断するのは避けましょう。実際の聞こえ方は、話者の声量、室内の反響、背景ノイズなどによって変わります。導入前には、最も遠い席から話し、リモート側で音声を確認することをおすすめします。
2. ノイズ低減機能を確認する
会議室では、空調やキーボードなどの雑音を完全になくすことは難しいものです。そのため、音声処理機能を備えたマイク・スピーカーを選ぶことが重要です。
ノイズ低減機能は、背景音を抑えて話者の声を聞き取りやすくするのに役立ちます。また、自動利得制御(AGC)に対応した機器であれば、話者の声量やマイクとの距離が異なる場合にも、音量を調整して音声を伝えやすくします。
ただし、音声処理機能があっても、部屋の音響や設置場所の影響がなくなるわけではありません。機器の性能と合わせて、設置環境も確認しましょう。
3. エコーキャンセルとフルデュプレックスに対応しているか
Web会議では、相手の声を聞きながら話す場面が多くあります。相手が話し終わるまで自分が話せない、声が途切れる、エコーが返るといった問題は、会議の進行を妨げます。
そのため、会議用スピーカーフォンを選ぶ際は、エコーキャンセルとフルデュプレックス通信への対応を確認しましょう。
エコーキャンセルは、スピーカーから再生された音声がマイクに回り込み、相手側に返ってしまう現象を抑えるための機能です。
フルデュプレックス通信は、双方が同時に話す場面でも自然な会話をサポートします。複数人が参加する会議では、これらの機能が会話のしやすさに影響します。
4. 複数台に拡張できるか
会議室が広い場合、1台のマイクだけでは参加者全員の声を十分に拾えないことがあります。その場合は、複数台を接続して集音範囲を広げられる製品を検討しましょう。
複数台を接続する場合は、参加者の座席配置に合わせて設置位置を決めます。長いテーブルでは、参加者が分散している範囲をカバーできるように配置し、実際に音声をテストしましょう。
また、対応する接続方式、ケーブルの種類、電源構成なども事前に確認する必要があります。単に接続できる台数だけでなく、設置や運用に必要な条件まで把握しておくことが大切です。
5. 接続と操作が簡単か
会議用機器は、音声性能だけでなく、利用者が簡単に使えることも重要です。
接続や設定が複雑だと、会議のたびに担当者が対応しなければならず、IT部門の負担が増える可能性があります。
USB接続によるプラグ&プレイに対応した製品なら、導入時の設定を簡素化しやすくなります。Zoom、Microsoft Teams、Google Meet、Webexなど、普段利用しているWeb会議サービスとの互換性も確認しましょう。
複数の会議室で利用する場合は、接続方法や設定手順を統一しておくと、担当者以外でも使いやすくなります。
会議室の規模に合わせた構成例
会議用マイク・スピーカーは、参加人数だけでなく、会議室の広さや座席配置に合わせて構成を選ぶことが重要です。
| 会議室の特徴 | 検討したい構成 |
|---|---|
| 少人数で、参加者が機器の近くに座る | 1台のスピーカーフォン |
| 長いテーブルで、参加者が広く分散している | 複数台を接続できる構成 |
| 広い会議室で、最遠席までの距離が長い | 集音範囲と拡張性を重視した構成 |
| 複数のPCや音声機器を同じ室内で使用する | 音声入出力を整理し、設定方法を統一した構成 |
これらは構成を検討する際の一般的な目安です。実際に必要な機器や台数は、製品の性能や会議室の音響環境によって異なります。
大人数のWeb会議に適した選択肢:Nearity A20S
ここまで紹介した選び方を踏まえ、会議室の音声環境を整える選択肢の一つが、会議用スピーカーフォンのNearity A20Sです。
Nearity A20Sは、マイクとスピーカーを一体化した製品で、会議室の音声を収音し、リモート参加者の声を再生できます。
主な特徴は次のとおりです。
- 360度全方向集音: 8基のMEMSマイクを搭載し、標準で約5mの範囲を収音
- AIノイズキャンセリング: 空調などの背景ノイズを低減する音声処理に対応
- エコーキャンセル: スピーカー音声の回り込みを抑え、会話を聞き取りやすくする
- フルデュプレックス通信: 双方向の自然な会話をサポート
- USB接続: プラグ&プレイに対応し、専用ドライバーなしで使用可能
- 拡張性: デイジーチェーン接続で最大6台まで連結可能

A20Sのセット構成はどう選ぶ?
公式サイトでは、会議室の規模に合わせて、次のような人数・面積を目安とした構成が案内されています。
| セット構成 | 推奨人数の目安 | 会議室の目安 |
|---|---|---|
| A20S 1台 | 4~8名 | 約9~23㎡ |
| A20S 2台 | 8~14名 | 約23~42㎡ |
| A20S 3台 | 14~20名以上 | 約28~56㎡ |
※人数と面積は構成選びの目安です。会議室の形状、座席配置、最遠席までの距離、周囲の音響環境などによって、必要な台数は変わります。
例えば、少人数でも長いテーブルを使う場合は、複数台の接続が適していることがあります。一方、参加者が1台の近くに集まっている場合は、1台で対応できる可能性があります。
会議室の寸法や実際の音声課題を確認したうえで、適切な構成を選びましょう。
大人数のWeb会議で音声を改善する設置・設定方法
機器を選んだら、実際の会議室で設置位置と接続方法を確認します。
1. 参加者全体との距離が偏らない位置に設置する
テーブルの端に置くと、一部の参加者がマイクから遠くなり、声が聞こえにくくなる場合があります。可能であれば、参加者全体との距離が偏らない位置に設置しましょう。
複数台を接続する場合は、テーブルの長さや座席配置に合わせて分散させます。
2. PCとUSB接続する
USB接続に対応した機器をPCに接続し、必要に応じて電源を確保します。複数台をデイジーチェーン接続する場合は、製品仕様に従って対応するケーブルや電源構成を使用してください。
接続方法が不明な場合は、ユーザーマニュアルを確認しましょう。
3. 会議アプリの音声デバイスを設定する
Zoom、Microsoft Teams、Google Meetなどの設定画面を開き、使用するマイクとスピーカーを選択します。
別のマイクやスピーカーが選択されていると、音声が正しく入出力されないことがあります。会議開始前に、使用するデバイスが正しく設定されているか確認しましょう。
4. 最遠席から音声をテストする
最も遠い席から通常の声量で話し、リモート側で聞き取りやすさを確認します。
空調などが動作している状態でもテストすると、実際の会議に近い環境で音声品質を判断できます。必要に応じて、機器の位置や台数を調整しましょう。
よくある音声トラブルと改善策
| よくある問題 | 主な原因 | 改善策 |
|---|---|---|
| 遠くの人の声が小さい | マイクと話者の距離が遠い | 設置位置を見直し、必要に応じて機器を追加する |
| 空調やキーボードの音が気になる | 背景ノイズが多い | ノイズ低減機能を活用し、騒音源から距離を取る |
| 相手側にエコーが返る | スピーカーの音をマイクが拾っている | エコーキャンセルを確認し、音声デバイスや配置を見直す |
| 声が途切れる、会話しにくい | 接続、音声処理、ネットワークなどに問題がある | デバイス設定と接続状態を確認し、原因を切り分ける |
| 会議のたびに設定が変わる | 利用者ごとに設定方法が異なる | 標準の接続方法と操作手順を決める |
複数のPCを同じ会議室で使用する場合は、特に注意が必要です。各PCで同時にマイクとスピーカーを有効にすると、音声が重複してエコーやハウリングが発生する場合があります。
可能であれば、会議室で使用する音声入出力の構成を統一し、不要なマイクやスピーカーは無効にするなど、設定を整理しましょう。
導入前に確認したいポイント
会議用マイク・スピーカーを導入する際は、製品価格だけでなく、設置や運用にかかる負担も考慮することが重要です。
導入前には、次の項目を確認しましょう。
- 会議室の寸法と参加人数
- 最遠席までの距離と座席配置
- ノイズ低減やエコーキャンセルなどの機能
- 必要な台数と接続方法
- 使用するWeb会議サービスとの互換性
- 導入後の設定・管理方法
- 保証や技術サポートの内容
特に、複数の会議室へ導入する場合は、設定や接続方法を標準化できるかどうかも重要です。必要に応じて、導入前に製品のデモや相談を利用し、実際の利用環境に合っているか確認しましょう。
まとめ
大人数のWeb会議で声が聞こえにくい場合は、マイクの数だけでなく、集音範囲、室内の反響、背景ノイズ、エコーキャンセル、接続方法を総合的に確認することが重要です。
会議用マイク・スピーカーを選ぶ際は、次のポイントを押さえましょう。
- 集音範囲: 会議室の広さと最遠席までの距離に合っているか
- 音声処理: ノイズ低減やエコーキャンセルに対応しているか
- 拡張性: 大きな会議室に合わせて複数台を接続できるか
- 接続の簡単さ: 利用者が迷わずセットアップできるか
- 運用管理: 複数の会議室でも設定を標準化できるか
会議室の寸法や座席配置、実際の音声課題を確認したうえで、利用環境に合った機器構成を選びましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. 大人数のWeb会議には、どのようなマイク・スピーカーがおすすめですか?
会議室全体の音声を収音でき、ノイズ低減やエコーキャンセルに対応した会議用スピーカーフォンがおすすめです。会議室が広い場合は、複数台を接続して集音範囲を広げられる製品も検討しましょう。
Q2. 会議用スピーカーフォンの集音範囲は、どのように確認すればよいですか?
製品仕様に記載された集音距離を確認したうえで、会議室の寸法や最遠席までの距離と照らし合わせましょう。実際の音声品質は、話者の声量や室内の反響、背景ノイズによっても変わるため、導入前のテストもおすすめです。
Q3. 大人数の会議では、スピーカーフォンを何台接続すればよいですか?
必要な台数は、参加人数だけでなく会議室の広さや座席配置によって異なります。長いテーブルや広い会議室では、複数台を接続できる製品を検討し、最遠席からの音声を確認したうえで構成を決めましょう。
Q4. 会議用スピーカーフォンはZoomやMicrosoft Teamsで使用できますか?
製品によって対応状況が異なるため、購入前に対応するWeb会議サービスを確認しましょう。USB接続に対応した製品は、PCに接続した後、会議アプリのマイクとスピーカーに指定して使用するのが一般的です。
Q5. 複数のPCを同じ会議室で使用する場合、何に注意すればよいですか?
各PCで同時にマイクとスピーカーを有効にすると、音声が重複してエコーやハウリングが発生する場合があります。使用する音声入出力を整理し、会議アプリの設定を確認しましょう。










































