オンラインでの存在感を高めるには、ウェブサイトが欠かせません。しかし、多くの小規模ビジネスでは、専門の開発者を雇う予算がないのが現実です。そこで役立つのが無料のホームページビルダーです。これらのツールを使えば、専門知識がなくても手軽にウェブサイトを作成できます。
CSSの知識やHTMLの編集スキルは必要ありません。これらのアプリが面倒な作業を代わりにこなしてくれます。さらに最近ではAIの進化により、ウェブサイト作成はこれまで以上にスピーディーになっています。
私は数週間かけて、見つけられる限りの無料ホームページビルダーを実際に試してみました。その中でも特におすすめできる6つをご紹介します。
一、最高の無料ホームページビルダーとは?
ホームページ ビルダーとは、HTMLやCSSの知識がなくても、パソコン上でホームページを作成するためのソフトウェアのことですホームページ作成無料ツールとして、テンプレートやデザイン要素を使い、直感的にホームページを構築できます。無料のホームページビルダーのランキングはいくつもありますが、本記事が他と異なる理由は何でしょうか?私は単にユーザーレビューを読んだり、各ツールのマーケティング資料を眺めたりしただけではありません。ユーザーに高く評価されている無料ホームページビルダーを数十時間かけてリサーチし、実際にテストしました。
普段はWordPressやSquarespaceでサイトを構築していますが、これらの無料ツールがどのように競合するのか非常に興味がありました。それぞれのサービスにサインアップして、テンプレートやai ビルダーからサイトをひとつ作成しました。ページを追加し、文章を調整し、SEO機能を試し、自分の画像をアップロードして各種デザイン要素を操作しています。
また、ホスティング契約が必要な無料ホームページビルダー(例:Bluehost、Hostinger、GoDaddy)は「技術的に無料とは言えない」ため除外しました。使いにくいものや、フリー プランの機能が乏しいものも同様に除外しています。残った候補を再テストし、最終的に「本当に優れたもの」を厳選しました。
本記事でご紹介するホームページビルダーには、デザイン経験が全くなくても基本的なサイトを構築できるものから、商用サイト向けで習得にやや時間を要するものまで、多様な選択肢を取りそろえています。AI機能を備えたものもあれば、備えていないものもありますが、今年はAI搭載がうれしいプラス要素となりました。
テストを行うにあたり、以下の基準に注目しました:
- 使いやすさ ホームページビルダーは誰でも直感的に操作できるか、それともフォームを追加するだけでジュニア開発者並みのスキルが必要かを確認しました。本リストのツールはいずれも多くのユーザーにとって比較的使いやすいものばかりです。初心者向けのものと、デザイン経験者向けのものはそれぞれ明記しています。コード知識は不要ですが、コードへのアクセスを許可するツールもあります。
- カスタマイズ性 一枚もののシンプルサイトだけで満足しない方も多いはずです。テンプレート数の多さ、ドラッグ&ドロップ機能の有無、スタイルや配色、パーツの調整のしやすさなどを評価しました。使いやすさとカスタマイズ性のトレードオフがある場合は、その点も分かりやすく示しています。
- SEO機能 サイト構築は戦いの半分に過ぎず、検索エンジンで上位表示される必要があります。各ビルダーが提供するSEO機能(ページタイトルやメタディスクリプションの編集、altタグの追加、サイトマップのアップロードなど)をチェックしました。
- フリー プランの価値 本当に「無料」で使えるプランか、変更のたびにアップグレードを促されないかを確認しました。もちろん有料版でないと使えない機能はありますが、ここでご紹介するツールはいずれもフリー プランだけでサイトを公開できることを保証します。
- 純粋なホームページビルダーか 中にはサイト構築機能を備えた別のツール(CRMやマーケティングオートメーションなど)の一部として提供されているものもありますが、ここで選んだツールはいずれも単独でサイトを制作・公開できるものです。
ドメインについて ほとんどの無料ビルダーは見栄えが悪いサブドメインを提供しますが、独自ドメインの購入・追加は可能です。私は通常、Namecheapなどで独立してドメインを取得することをおすすめします。こうしておけば、将来プラットフォームを移行する際(たとえばWixからWebflowへ移る場合など)にもスムーズにドメインを引き継げます。
二、おすすめ無料ホームページ作成 ツールランキング一覧
最適な用途 | 特長的な機能 | フリー プランの価値 | ウェブサイト | |
Google Sites | 基本的なサイト(SEOなし) | Google文書共有ツールのように使いやすい | 制限はあるが、初心者やSEOが不要な人には十分 | Google Sites |
Yola | シンプルで手間のかからないウェブサイト | 豊富で実用的なブロックライブラリ | 良いが、広告やブランディングを削除するには有料版の価値あり | Yola |
Wix | オールラウンドなホームページビルダー | 使いやすいai ビルダー | フリー プランでも多くの機能がある優れた内容 | Wix |
HubSpot CMS Hub | 成長中のビジネス向け | ステップバイステップのガイドで簡単に開始 | 優秀だが、HubSpotロゴを削除してカスタムドメインを使用するにはアップグレードの価値あり | HubSpot CMS Hub |
Webflow | 上級デザイナー向け | 高度なカスタマイズ機能 | すべての機能にアクセス可能、最大50件のCMS項目、1GBの帯域幅、webflow.ioドメインを利用可能 | Webflow |
Webnode | AIを使ってウェブサイトを構築 | 高性能AIとカスタマイズ性のバランスが良い | 優れたフリー プラン:150以上のテンプレートとAI機能を搭載。ただし、ブランディングを外して独自ドメインを使うにはアップグレード推奨 | Webnode |
1.手軽に使える無料ホームページビルダー(SEO機能なし)
Google Sites
Google Sitesのメリット
- 使いやすい(Google 文書共有ツールのような感覚です)
- コラボレーションに最適
Google Sitesのデメリット
- SEOツールがまったくない
Google Sitesは、カスタマイズの幅が限られ、SEO機能も一切搭載していないシンプルなホームページビルダーです。googleサイト作り方はとても簡単です。初心者が試しに使ってみるには十分ですが、検索結果で上位表示を狙うには不向きです。また、廃止された Google ビジネスプロフィールのウェブサイトから乗り換えるツールとしても便利です。googleサイトデザインも様々な選択肢あります。
テンプレートは12種類、または真っ白なキャンバスから選択できます。配色やフォントなどの見た目は6つのテーマから選んで調整できますが、標準テーマの場合は編集できる箇所がかなり制限されます。たとえば「オレンジのボタン」を作りたいなら、テーマカラーを丸ごと変更しなくてはならず、他の配色にも影響が及びます。ボタンのサイズ変更もできず、すべて事前設定されたままです。これらの制限を回避するには、自作のカスタムテーマを用意するしかありません。
とはいえ、Google Sitesは非常に使いやすいです。多くの点でGoogle 文書共有ツールと同じ操作感覚で、編集内容は公開前にすべてGoogle ドライブに自動保存されますし、共同編集者との共有もワンクリックです。SEO設定がまったくないのは驚きですが、各ページのURLパスは好きなように設定できます。(もしかするとGoogle自体が裏でSEOを最適化してくれているのかもしれませんが…)
価格:完全無料(有料プランなし)
使いやすさ:非常に簡単。Google 文書共有ツールを使うような感覚です。
カスタマイズ性:限定的。テンプレート12種、テーマ6種から選択。ウェブ制作経験の少ない方向けです。
SEOツール:なし
フリー プランの価値:限定的。初心者や趣味で使う人には向いていますが、YolaやWixほどの柔軟性はありません。
2.基本的で手間いらずのサイト向け無料ホームページビルダー
Yola
Yolaのメリット
- 使いやすい
- 豊富かつ実用的なブロックライブラリ
Yolaのデメリット
- SEO設定が限られている
Yolaはその名の通り「手間いらず」のホームページビルダーとして高く評価されています。セットアップ時に「個人用」「ビジネス」「オンラインストア」「コミュニティ」など、作りたいサイトの種類を選ぶガイドがあり、その後にai ビルダーまたはDIYテンプレートの中から選択できます。テンプレートは後からいくらでも差し替え可能で、既存のコンテンツを失う心配がありません。多くのテンプレートを前にしてどれを選ぶべきか迷いやすいですが、この柔軟性は大きなメリットです。
私が試したビジネステンプレートはどれも、ビジネスサイトに必要な要素がしっかり揃っていました。たとえばマーケティング代理店向けテンプレートは、見出しセクション、クライアントロゴ、提供サービス、顧客の声、会社概要、そしてフッター前のアクションボタンが含まれており、理想的な構成です。ai ビルダーも一定の品質を保っており、架空のドッグウォーキング&グルーミングサイトを短時間で完成させてくれました。
Yolaのブロックエディターはシンプルで、ページ上のブロックを追加・削除・並べ替えが簡単にできます。他のホームページビルダーに比べて、サービス紹介、ロゴウォール、FAQ、アクションボタンなど多彩なブロックが揃っているのも魅力です。個別の要素(ボタンの色など)を変更したい場合はパラメータ内での調整のみ可能ですが、これは全体のデザインをプロフェッショナルに保つための配慮です。
カラーパレットやフォントの組み合わせ、ボタンスタイルはあらかじめ調和するよう厳選されています。カラーパレットを変更すると即座にサイトに反映され、70種類のオプションから最適なものを見つけられます。
フリー プランではYolaの広告とサブドメインが表示されますが、これは無料ホームページビルダーとしては標準的です。有料プランは比較的リーズナブルで、独自ドメイン接続が月額$6(年間請求)、Yolaのブランディング削除が月額$14(年間請求)から利用可能です。ただし、さらに高度な機能が必要であれば、リスト内の他ツールを検討するのがよいでしょう。
- 価格:フリー プランあり、有料プランは公式サイトをご覧ください。
- 使いやすさ:非常に直感的で扱いやすいエディターです。
- カスタマイズ性:ai ビルダーまたはテンプレートから開始し、画面上の指示に従って要素を編集できます。
- SEOツール:基本的なメタタイトル・メタディスクリプションの設定のみ可能で、細かいSEO調整は有料プランが必要です。
- フリー プランの価値:良好です。Yolaのブランディングを外せば、ブランド感のあるサイトとして運用できます。
3.オールラウンドな無料ホームページビルダー
Wix
Wixのメリット
- 長年の実績を持つビルダーで、豊富な連携機能が利用可能です
- 直感的に操作できるai ビルダーを搭載しています
Wixのデメリット
- 場合によっては動作が重く感じられることがあります
Wixは市場で最も人気のあるドラッグ&ドロップ型ホームページビルダーの一つですが、その評価に値するでしょうか?シンプルな機能を備えたウェブサイトを手早く作りたい方や、あれこれ悩みたくない方には、Wixは非常に有力な選択肢です。
AIを使わずに手動で始める場合は、まず「作りたいサイトの種類」と「必要な機能」(ブログ、チャット、フォーム、オンラインストアなど)をWixに伝えます。その後、900以上のプロフェッショナルなテンプレートから好みのデザインを選べます。すべてジャンル別に分類されており、あとから好きなようにカスタマイズできます。
初回ロード時は情報を読み込むためテンプレートの表示に10秒以上かかることがありますが、編集画面に入ると非常に高機能なエディターであることが分かります。フォント変更、見出し追加、リスト作成はもちろん、セクションのドラッグ&ドロップも自在です。コードは一切不要で、複数タブを行き来する必要もありません。WordPressビルダーを長年使ってきた私でも直感的に操作できました。
また、AIを使ってサイトを自動生成することも可能です。ChatGPTのようなインターフェースで質問に答えるだけで、サイトに最適なツール、画像、テキストを提案してくれます。質問事項が多いため他ツールより時間はかかりますが、仕上がりはよりモダンで洗練された印象です。気に入らなければ再生成もできます。
Wixはメール配信などのマーケティング連携も豊富で、ダッシュボード上でキャンペーンを立ち上げることも簡単に行えます。フリー プランでもここまで多機能なのは驚きです。(※WixやUnsplashの無料画像を使うか、自身でアップロードするかを選べますが、一部Shutterstock提供の有料画像も含まれます。)
コピーライティングが苦手でも安心です。AIテキストクリエイターに伝えたい内容を入力すれば、魅力的な文章を自動生成してくれます。それに、Wixロゴメーカーもできます。
さらに詳しいSEO機能も備えており、Googleでの上位表示をサポートします。SEO専門家には及びませんが、初心者が一歩リードするには十分な機能です。マーケティングカレンダーの作成や広告管理もWix内で完結できますので、複数のプラットフォームを学ぶ時間がないビジネスオーナーにも最適です。
- 価格:フリー プランあり。有料プランは公式サイトをご覧ください。
- 使いやすさ:ドラッグ&ドロップのエディターが直感的で使いやすいです。ただし、機能が豊富なぶん、初心者の方は多少圧倒されるかもしれません。その場合は無料のAIホームページビルダー機能を試してみるとよいでしょう。
- カスタマイズ性:非常に高く、フォームやブログ、eコマース機能を追加できるほか、オリジナル動画の作成まで可能です。
- SEO機能:豊富に揃っています。各機能の役割を丁寧に解説してくれ、Google Analyticsなどの外部ツール設定もステップごとに案内してくれます。
- フリー プランの価値:非常に高いです。多くのビルダーがあらゆる機能でアップグレードを促す中、Wixはフリー プランでもほとんどの主要機能を利用できます。
4.成長企業向け無料ホームページビルダー
HubSpot CMS Hub
HubSpotのメリット
- ステップバイステップのガイドで簡単に始められる
- 直感的に使えるai ビルダーを搭載
HubSpotのデメリット
- 見た目の悪いデフォルトのURLを、自分のドメインに置き換える必要がある
HubSpotはマーケティング、セールス、カスタマーサービス向けの人気ビジネスプラットフォームで、その無料ホームページビルダーも同様に充実しています。進捗バーやパーセンテージ表示付きのステップバイステップガイドがあり、どれだけ構築が進んでいるか一目で分かるのが特長です。
- テーマの選択 まずはブランドに合ったページテンプレート、モジュール、スタイル設定を備えたテーマを選びます。マーケットプレイスには無料・有料合わせて数百種類のテーマがあり、私は「Growth Theme」を使ってみました。
- ai ビルダーの活用 自分の要望やデザインテイスト(モダン、ビビッド、ミニマルなど)を入力すると、短時間で最適化されたサイトを自動生成してくれます。レイアウトや画像、テキストの提案精度も高く、とても便利です。
- テーマ設定のカスタマイズ カラー、フォント、レイアウトなどをブランドに合わせて調整します。既存のカラースキームを変更するか、オリジナルのパレットを作成することも可能です。
- ページの構築 ホーム、会社概要、お問い合わせなどの基本ページを作成し、標準ヘッダー・フッターのレイアウトを選びます。ドラッグ&ドロップエディターのチュートリアルも用意されており、47種類のモジュール(ヘッダー、テキスト、画像、アコーディオン、CTAなど)を自由に配置できます。
- ブログとSEO設定 HubSpot CMSは特にビジネスサイト向けに設計されており、ブログ作成や強力なSEOツールが充実しています。投稿前にブログタイトル、URL、メタディスクリプションを設定でき、検索エンジン上での見え方を確認しながら準備を進められます。さらに一般的なオンページSEO設定(タイトル、ディスクリプション、URL/正規URL、言語、アイキャッチ画像、ヘッダー/フッターへのコード追加など)も豊富に用意されています。コンテンツを追加すると自動でSEOのアドバイスが表示され、改善点を指摘してくれるので安心です。
- 独自ドメインの設定 見た目の悪いデフォルトのURLを、自分のドメインに置き換える必要があります。
- 価格:フリー プランあり。有料プランは公式サイトをご覧ください。
- 使いやすさ:ガイド付きプロンプトでスムーズに操作できます
- カスタマイズ性:無料・有料テーマ数百種+47モジュールにより、ブランドに最適なサイトを構築可能です
- SEOツール:コンテンツ作成中にリアルタイムでSEO推奨が表示/ヘッダー・フッターへのコード挿入や正規URL設定も可能です
- フリー プランの価値:開始には十分な機能をすべて無料で利用できます。独自ドメイン接続やロゴ削除には有料プランへのアップグレードをおすすめします。
5.上級デザイナー向け無料ホームページビルダー
Webflow
Webflowのメリット
- 高度なカスタマイズが可能
- ウィジェットや外部連携による機能拡張が充実
Webflowのデメリット
- ai ビルダーがない
- 初心者には操作が難しい
多くの無料ホームページビルダーが直感的なドラッグ&ドロップ操作や豊富なテンプレートを提供する中、Webflowは全く異なるアプローチを取っています。アカウント作成後、ユーザーのスキル(マーケター、サイト制作者など)やCSS/HTML経験の有無を尋ねることで、適切なスタート地点を提示しようとします。ただし、初心者用に最適化されたオンボーディングはやや物足りなく感じるかもしれません。
5.1 テンプレートとスタートアップガイド
無料テンプレートもいくつか用意されていますが、本格的な制作をするには有料テンプレートを使うのが一般的です(WordPressと似ています)。チュートリアル付きのオンボーディングやメールガイドは用意されており、使い方に慣れる手助けになります。WordPressやElementorを使い慣れている人には比較的スムーズに操作できるでしょう。一方で、まったくの初心者には敷居が高く感じられるかもしれません。
5.2 デザインの自由度と機能性
Webflow最大の魅力はその圧倒的なカスタマイズ性。コンテナの追加、高さの調整、フォントの変更、ボタンやインタラクティブな要素の挿入など、**“ほぼゼロからサイトを構築する感覚”**で作業できます。要素の位置を中央揃えにしたり、水平方向にスタックしたりと、思い通りのデザインが可能です。
5.3 SEO設定
SEOに関しても一通りの設定項目(タイトルタグ、メタディスクリプションなど)が揃っています。ただし、設定場所がやや分かりづらいのが難点です。例として、メタディスクリプションを追加するには、ページ一覧→該当ページ→設定→SEO設定と進む必要があります。
5.4 外部連携による機能拡張
Webflowの強みのひとつが、CRM管理、顧客エンゲージメント、スパム対策など、多数のウィジェットや外部サービスとの統合に対応している点です。これにより、ビジネスサイトとしての拡張性も高く、WordPressのプラグインのような感覚で使えるのも魅力です。
- 価格:フリー プランあり。有料プランは公式サイトをご覧ください。
- 使いやすさ:初心者にはやや難しい。テンプレートやウォークスルーはあるが、基本的には手作業中心。WordPressのElementorなどに慣れている人向け
- カスタマイズ性:非常に高い。ゼロから構築する感覚に近い
- SEOツール:必要な機能は揃っているが、直感的ではないため知識が必要
- フリー プランの価値:50件までのCMS項目、1GBの帯域、Webflow.ioのサブドメインが利用可能。無料で高度なサイト制作に挑戦できる点は他のビルダーにはない魅力です。
6.無料AI搭載ホームページビルダー
Webnode
Webnodeのメリット
- AIが要望に合わせたカスタムサイトを自動生成
- シンプルで分かりやすいインターフェース
Webnodeのデメリット
- テキスト編集時に細かな見出し(H1、H2、H3など)が使えない
Webnodeは、AIを活用した無料ホームページビルダーの中で特に使いやすいサービスです。従来のテンプレート型に加え、AIによる自動生成機能が新たに搭載されており、初心者でも直感的にプロフェッショナルなサイトを作成できます。
6.1 ai ビルダー vs テンプレート
サイト作成の初めに、「ウェブサイト」「オンラインストア」「ブログ」のいずれかを選択。その後、AIを使うかテンプレートから選ぶかを決めます。どちらも質が高く、用途に応じて選べます。
AIを選んだ場合は、サイト内容や必要なページ、ビジネスの詳細について簡単に質問に答えるだけ。すると、要件に合わせた3つのデザイン案が自動生成され、好みのものを選んで編集に進みます。テンプレートから選ぶ場合は、150種類以上のデザインから選択可能です。
6.2 カスタマイズの自由度と操作感
Webnodeのインターフェースは非常にクリーンで、サイドバーなどの煩雑なUIがないのが特徴。編集したい箇所をクリックするだけで変更可能という、直感的でストレスのない操作性を実現しています。
- サイト全体の設定では、配色やボタンデザイン(角の丸み、シャドウ、サイズ、枠線など)を調整可能
- 各セクションの設定では、背景画像・色・写真などを個別に変更可能
- ドラッグ&ドロップ操作で、行や動画、フォームなどの要素を簡単に移動可能
唯一の欠点は、テキストの見出し(Hタグ)の細かい制御ができない点です。SEOを重視する場合、やや不便かもしれません。
6.3 SEO対応
各ページに対して、URL、メタタイトル、メタディスクリプションの設定が可能です。また、カスタムのヘッダー/フッターコードも追加可能で、SEOを意識した細かな調整にも対応しています。
- 価格:フリー プランあり。有料プランは公式サイトをご覧ください。
- 使いやすさ:非常に使いやすく、初心者でも迷わない設計
- カスタマイズ性:サイト単位・セクション単位での設定が可能。要素はドラッグ&ドロップで自由に配置
- SEO機能:充実しており、ページ単位で各種設定が可能。コードのカスタム追加にも対応
- フリー プランの価値:AI機能と150種類以上のテンプレートを無料で使用可能。ブランドロゴやドメインの制限を外したい場合は有料プランへ移行がおすすめ
Webnodeは、AIを活用したサイト作成を無料で試せる数少ないビルダーです。洗練されたUIと初心者でも安心の操作性により、「とにかく簡単にWebサイトを作りたい」という人にとって理想的な選択肢と言えるでしょう。
三、無料のホームページビルダーは使うべき?
結論から言うと、目的によっては「使うべき」です。
たとえば、1,000ページ以上の大規模なECサイトや、複雑なインタラクティブ機能を持つWebアプリを構築する場合は、開発者に依頼するか、より高度な有料ビルダーの導入が賢明です。これらの用途では、無料ツールの機能では限界があります。
しかし、ビジネスをオンライン化したい、ブログを始めたい、ポートフォリオを作りたいといった目的であれば、無料のホームページビルダーは非常に有用な選択肢となります。
最近では、AIによるサイト自動生成機能を備えたツールも増えており、初心者でも短時間でプロ並みのサイトを作成可能になっています。デザインテンプレートやSEO機能も充実しており、「無料だからクオリティが低い」という時代は終わりつつあります。
無料ホームページビルダーが向いているケース
- 初期費用をかけずにビジネスのWebサイトを立ち上げたい
- ポートフォリオや個人ブログなどを手軽に公開したい
- ノーコードでサイト制作を試してみたい
- 最初はフリー プランで始め、後から有料に切り替える可能性がある
本格的な開発が必要な大規模サイトには向きませんが、「とにかく今すぐウェブサイトが必要」という方にとって、無料のホームページビルダーはコストゼロで始められるベストな選択肢と言えるでしょう。特にAI対応のツールを使えば、手間も時間も大幅に削減できます。